2021年3月28日日曜日

河野 英太郎 99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ (たった1%のコツシリーズ)


『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編ラスト42日

 今日千秋楽だった大相撲春場所は、東関脇・照ノ富士が4場所ぶり3回目の優勝を果たしました。私はケガなどで休場が続き、序二段に陥落してからここまで再度上り詰めた姿に感動しました。膝のサポーターは痛々しいのですが、相撲の内容は圧倒的な強さを発揮しており、見ていて痛快でした。ケガを機に基本に忠実な相撲を大切にする様になったとの事です。来場所も活躍を期待しています。

 さて、今日お勧めする本は、仕事の効率を高めるちょっとした工夫を指南する本です。

 本書の主旨は、まじめとみじめは1字違い。まじめを優先して仕事の効率を落としてはいけません、ってことだと思います。

 著者は、日本人は仕事上で悪い意味のまじめに囚われ、効率を落としもったいない状態になってしまうそうです。悪い意味のまじめさとは、礼儀正しさと、遠慮だそうです。例えば仕事上のメールで本題に入る前に丁寧な挨拶から入るとか、宛名をさん付けで済ますことなく、相手の役職を正確に記すなど、まじめなゆえに、非効率なビジネスマナーを重視してしまうそうです。

 本書は、報連相から始まり、会議、メール、文書作成など様々なコツを示しています。私が本書で特に学ぶところが多いと思ったのは、情報の伝達と、行動方針の決定に関するところです。具体的には、「報連相のコツ」「会議のコツ」「メールのコツ」「チームワークのコツ」は、実践したら確実にスキルアップにつながる内容が多いです。

 私は既に、若手を育てなければいけない立場にいますが、それでもこういったビジネス本は、自分自身の日々の振り返りと改善に多いに役に立っています。ベテランの方にもお勧めです。是非ご一読ください。

 

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