2021年3月5日金曜日

辻井啓作 なぜ繁栄している商店街は1%しかないのか

 


『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編ラスト65日

 新発田市にある京セラの工場が来年3月で閉鎖されるそうです。これまで、新発田に雇用と税金を提供してくださった事に大変感謝しています。残念ながら、工場と運命を共にする方々の苦難が少しでも軽いものであるよう祈っています。あらためて、日本の国際競争力が自分の身の回りに直結していることに驚きました。国際間における経済戦争は他人事ではありません。

 さて、今日お勧めする本は、商店街の活動がほとんどうまく行っていない理由を解き明かしてくれる本です。

 本書の主旨は、商店街の最大の社会的役割は本業の商売でいかに消費者に支持されるサービスを展開するかという事。決して、まちづくりや地域おこしでは無いという事です。

 まちづくりや地域おこしは、それが成功したら一番のリターンを得る地主や市役所がリスクを取るべきだとの事です。

 この意見を煙たく感じる方も多いと思いますが、私は至極もっともな事だと思います。宝塚や田園調布を開発し発展させたのは、デベロッパーであり地主であった企業ですし。それぞれ、自分の資産を最大化させるための仕事です。

 こう言った企業とほとんどボランティアで成り立つ商店街組合などを一緒くたにはできないとあらためて思いました。確かに、地域おこしを行えるパワーなどにかなりの差が出来そうです

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