2022年5月31日火曜日

4月に読んだ本

4月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1149
ナイス数:75

ユーチューバーが消滅する未来 2028年の世界を見抜く (PHP新書)ユーチューバーが消滅する未来 2028年の世界を見抜く (PHP新書)
読了日:04月26日 著者:岡田 斗司夫
日本史に学ぶ リーダーが嫌になった時に読む本日本史に学ぶ リーダーが嫌になった時に読む本
読了日:04月26日 著者:加来 耕三
続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 孤独も悪くない編 (サンクチュアリ出版)続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 孤独も悪くない編 (サンクチュアリ出版)感想
◎ 結局、『自分を追い詰めているのは、これまで身につけてきた考え方と自分である』という気付きにくい真理を、優しく、わかりやすく、受け入れやすい形で示してくれる本です。自分の良いところも悪いところも受け止めて、自分という存在を大切にする事。ある出来事で傷ついたり、辛くなった時には、まず考え方、見方を変えてみる。余裕が無い時は、躊躇なく逃げることが大事だそうです。
読了日:04月23日 著者:Jam
推し、燃ゆ推し、燃ゆ感想
◎推しを推す、いわゆるアイドルの追っかけを唯一の手掛かりに日々を過ごす、女子高生あかりが主人公。あかりは推しを恋愛的なものというよりは、生存本能的な動機で推しを推す。それは、推しを理解し、同化していく過程で、自分の一部を探す修行のような、厳しく険しい生き方でもある。冒頭の推しの炎上騒ぎは、推しのアイドル活動に変化を余儀なくし、あかりの生活もそれに寄り添うように大きな変化点を迎える。
読了日:04月10日 著者:宇佐見りん
卒母のススメ卒母のススメ感想
◎子離れ親離れを卒母と称し、その体験についての投稿101篇からなる本書。本当にそれぞれの多様な人生が描かれた一冊だと思う。子育てに疲れ卒母する日を夢見る人。子供の巣立ちで卒母し、抜け殻のようになる人。卒母に拘らず、淡々と親子関係を続ける人。さまざまな親子関係を知る事で、自分たち親子のあり方を見つめ直す事ができます。そんな本書は、子供の巣立ちに涙し、精神的に参っていた私にとって、良い薬となりました。また一歩、元気になれそうです。
読了日:04月08日 著者:西原 理恵子,卒母ーズ
「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方感想
◎リーダーについて、必要な役割と考え方、リーダーシップを身に付けていくために肝要な事を伝える本。リーダーの大事な仕事は部下にどれだけ働いてもらえるかということ。そのためには、自己研鑽と信念に基づく判断を積み重ね、部下の信頼を得ることが大事であり、そうした人間力を磨くことにより、部下から選ばれるリーダーになれるのだそうです。名選手名監督ならずというように、そのスキル、部門に精通していることが良いリーダーの条件ではありません。カリスマとは、リーダーとしての経験で作り上げていくもののようです。
読了日:04月01日 著者:岩田 松雄

読書メーター

2022年5月3日火曜日

出稼げば大富豪 クロイワ・ショウ (著), 兄貴(丸尾孝俊) (著)

 以前にも紹介していると思うのですが、バリ島に住む日本人大富豪兄貴(丸尾孝俊氏)の語る人生訓などを紹介する本です。ジャンルで言えば、自己啓発本になるのかもしれません。

 また、読み返してみたのですが、読むたびに発見がある、いい本です。

 この本にはの教えが24の理論に名付けられて紹介されているので、誰でも一つはなるほどと思える言葉に出会えると思います。

 今回私に刺さったのは、荒れた海を行く船長を例にして語られるリーダー論『着岸点理論』です。ここで語られる船長は、大荒れの海の上、船の運行の責任を負っています。当然、船を大事に管理することもその一つです。

 兄貴の問いは、荒れた海を航行する中で、船員がもう漕げませんと限界を訴えてきたときどうするかというものです。

 筆者(クロイワ氏)は、着岸するよりも穏やかな海域への避難を選択するのですが、兄貴は全否定します。曰く船長は船員をなによりも大切にしなければならない。この場面でのベストチョイスは、まっすぐ陸を目指し着岸する事だそうです。荒れた海ですから船も壊れるかもしれないけど、優先すべきは、船員とのことです。荒れた海で上陸するのは危険なので、船員大切にするなら避けるべきというツッコミは当然成立すると思いますが、兄貴が伝えたいことは、リーダーは、理想や好み等よりもチームのメンバーを一番大事に考え、最短ルートで目的を目指さなければならないというリーダー論なのです。

 何度読んでもひきこまれる金言の数々です。この本における主旨は、人を大切にする。努力を怠らない。実践、現場から物を考える。自分の直感、好奇心に真摯に生きる。これを大切にするということ、とにかく人を大切にすることがいの一番に語られています。

 世の中にある本にも書かれている、手垢のついた当たり前の成功哲学も、本書ではペンギンやら、キウイやら、ドラクエやら、ウサギとカメやら、見事なレトリックで軽快に語られて行くところが新鮮に見えます。そして、その一つ一つが、素直に自分の芯にしみていきます。読後は以前の自分と確実に変わっていることに気づきました。ゆっくり読んでも2時間かからない読みやすさもあり、オススメです。