2021年2月10日水曜日

梅棹 忠夫 知的生産の技術 (岩波新書)

 


『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編278日目

 今日の新潟日報によると、ラジオパーソナリティの遠藤麻理さんが明日11日午後1時からBSNラジオで公開生放送するとのことです。そしてゲストとして、FMPORTの閉局特番で共に司会を務めた松本愛さんだそうです。松本さんの声を聞くのは久しぶりですので楽しみです。

 さて、今日お勧めする本は、50年も前に書かれた創造的な知的生産の技術を伝える本です。

 本書の主旨は、大量の情報に溢れた社会では、いわゆる研究者では無い、一般家庭においても知的生産の技術は必要だよ、ってことだと思います。

 50年前にも増して今では、インターネットを通じ、大量の情報に我々は取り囲まれています。今はさらに知的生産の技術が求められている時代と言って良いでしょう。

 知的生産とは何かといえば、人間の知的活動のうち、新たな情報の生産に向けた行動の事だそうです。情報というのは何でもよく、知恵、思想、かんがえ、報道、叙述、広く捉えて良いそうです。つまり知的生産は頭を働かせて、何か新しい事を人にわかる形で提出する事だそうです。

 本書の前半では、情報の受け止め方、保存、整理について。後半ではどのように表すかという感じで成り立っています。

 パソコンどころか、ワープロもなく、英分タイプライターがやっとの時代のハウツー本ですが、学ぶべきところは非常に多いと思いました。ぜひご一読下さい。

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