2020年10月31日土曜日

有川 浩 旅猫リポート (講談社文庫)

  『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編176日目

 息子の通う高校では、今年10月に行く予定だった修学旅行を3月に延期して、新潟空港からチャーター機で沖縄へ行くことにしたそうです。コロナ禍で様々な検討が行われたと思いますが、学校行事の意義を重視した学校の大英断に、本当に感謝しています。

 さて、今日お勧めする本は、猫視点で語られる、猫と飼い主の絆を描く物語です。

 正直、ストーリーや結末については、数ページ読んだ時点で見当がつくのですが、主人公の猫「ナナ」を飼っている「サトル」の穏やかさや優しさに心が温まって、とても良い気持ちで読み進められます。

 とにかく、泣けてしまう小説です。旅先で二人?で見た景色が目に浮かぶように感じ、また涙しました。

 以前にも「時生」「とんび」など、泣ける小説を紹介してきましたが、この作品はそれを超える最強の泣ける小説です。




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