2020年10月12日月曜日

司馬 遼太郎 城塞 上中下巻(新潮文庫)

『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編157日目


 大阪都構想の賛否を問う住民投票が再度行われるとの事です。大阪に住んでいない私にはメリットが全くわからない改革に思えます。大阪市の人口が多いと言っても、横浜市の方が人口は多いですから、横浜都構想だってありじゃないの?とか、考えが迷走してしまいます。ぜひ、行政サービスの充実につながる議論を深めてもらいたいと思います。


 さて、今日お勧めする本は、司馬遼太郎さんによる、大阪冬の陣、夏の陣を描く歴史小説です。


 この作品から伝わって来る事は、大阪城があまりに立派すぎたせいで、大阪方に慢心が生まれついには敗れてしまった。と言う事です。


 司馬遼太郎作品ならではの、登場人物解説が、それぞれのキャラクターに親近感を覚えさせてくれます。その上で大阪城落城へのストーリーが進んでいくので、辛さが増します。


 大阪方に与する浪人達は素晴らしい能力の持ち主ですが、淀君を筆頭に、トップがダメ過ぎて、優秀な浪人達を使いきれない様は、ダメな組織の反面教師として、参考になります。


 全3巻の長い小説ですが、ぜひご一読ください。

^_^



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