2020年10月25日日曜日

三浦しをん 他1名 神去なあなあ夜話 (徳間文庫)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編170日目


 10月17日に新潟日報社主催で開催された上沼道地域づくりフォーラムの詳細が、25日の新潟日報に掲載されました。上沼道は上越魚沼地域振興快速道路と言って、上越から六日町の間を十日町や安塚など、まだまだ車の便の良くない地域を結ぶ延長60kmの高規格道路です。地域のために、早く整備が進むように思います。

 さて、今日お勧めする本は、以前紹介した、過疎の村での若者の青春を描く『神去なあなあ日常』の続編になります。

 林業が主たる産業の過疎の村、神去。横浜から移り住み、今は山で働く主人公、平野勇気は林業の仕事や、うつくしい神去村での暮らしにすっかりハマり、個性豊かな村人たちに溶け込んでいます。そんな主人公が持つ、村人公認の片想いが少しずつ成就していく様子が描かれています。

 私は特に、失くしたオコゼが見つかるようにお稲荷さんへお参りに行ったり、クリスマスをしたことのない小学生の山太のために山から赤松を伐ってツリーを作ったりする話が良かったとおもいました。

 過疎だとか林業だとか、マイナーな所にだけある大切なものを少し分けてもらえた気がします。


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