2020年10月29日木曜日

藻谷 浩介 デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川新書)

『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編174日目

 今日の新潟日報の一面で新潟県の人口が220万人を割り込んだと言うニュースが掲載されました。人口減のスピードが増しているように思いますが、それでも住み良い郷土であり続けられる様、全力を尽くして行きたいと思います。

 さて、今日お勧めする本は、日本で起こっている(アベノミクス前ですが)デフレ不況を人口減少で説明する本です。

 本書の主旨は、好況不況の波は、人口増減によって見え方が変わるから、惑わされずに行きましょうね。と言う事だと思います。

 地域振興に関する講演で国内を飛び回り、日本政策投資銀行参事役の肩書を持つ著者が、現在の日本に起こっている諸問題、いわゆるデフレ不況の原因を人口減少であるとずばり喝破する。

 データ、理論、実際に起こっている現象というように段階を踏み、謎解きをするように進める論述の説得力と、わかりやすさは秀逸です。

 こんなにわかりやすく、腑に落ちるマクロ経済の本は、なかなかないと思います。当書を読んだほとんどの人が、なるほどと膝を打ち、ものの見方が変わることことはまちがいなあのではないでしょうか?さまざまな人に手に取ってほしい本です。


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