2020年10月28日水曜日

野村克也 監督の器 (イースト新書)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編173日目

 プロ野球、パ・リーグでは、ソフトバンクが昨夜、PayPayドームで 2位のロッテに5対1で勝って3年ぶりのリーグ優勝を決めたそうです。ダイエー時代には優勝セールなんてやっていましたが、ソフトバンクではセールもできませんし、今は味気ないですね。


 さて、今日お勧めする本は、野球監督からリーダーのあり方について語る、故野村克也さんの名著です。


 本書の主旨は、組織はリーダーで決まるんだから、リーダーこそ成長していかないといけないよ。と言う事だと思います。

 本書では、著者自身の監督時代のエピソードを元に監督論、リーダー論を説いて行きます。まあ、自慢話といえば、それまでですが、あれだけの実績を残した著者ですから、自慢話に聞こえないところが不思議です。

 さらに、勉強家の著者は、自身の経験をわかりやすい言葉でリーダーとしての訓辞に普遍化し、伝えてくれるので、様々な組織に役立つ言葉を得ることができると思います。

 具体例として、私が好きなところを書き抜きします。

 チームは監督の力量以上には伸びないし、監督の器より大きくなることはない。では、「器」 とはなんだろう。人望、信頼、度量、貫禄、威厳といった人格的要素はもちろんだが、他に、的確な表現力も求められる。人間社会は言葉だ。選手に指針を的確な言葉で示すことができるか否かは、監督の「器」の大きさを測る大事な目安だ。野球に関する知識と理論を持ち、戦略、戦術に長けていることは当然だ。

 と言う具合です。ぜひご一読をお勧めします。


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