2020年7月4日土曜日

梅田 望夫 シリコンバレーから将棋を観る―羽生善治と現代

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編57日目


 藤井聡太七段が初タイトル獲得へ向け、大躍進を遂げていますが、私の世代では将棋と言えば羽生さんの名前がまず浮かぶのではないでしょうか?「よしはる会」の中でもダントツの知名度もありますし…。😊

 

 今日お勧めする本は、IT業界に身を置く著者が、1ファンの域を超えて、将棋界を著したものです。10年以上前の本で、古い感じがして恐縮ですが、非常に面白い本です。


 この本に感じたことは、羽生に代表される将棋界の天才たちのその天才たるゆえんをわしづかみにすくい上げ描写する著者の能力と、様々な文献からのフォローが素晴らしいという事です。将棋観戦の魅力を十二分に伝えてくれます。将棋や野球などのジャンルを超えて、超一流のプロというものは、その世界をよく知らない人さえ魅了してしまうということを改めて感じました。


 そして、その天才たちの言動を様々な世界で応用できる形に著してくれたところが特にお勧めするポイントです。例えば、知のオープンソース化がもたらす、高速道路を抜けた後の大渋滞という比喩が素晴らしい。


番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。


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