2020年7月2日木曜日

田中 角栄 日本列島改造論 (1972年)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編55日目


 此のご時世で、禁じられていた東京の会社の方との打ち合わせを、ようやく昨日実施できました。やはり、今の日本では東京抜きに仕事を進めていくことはとても難しいと実感しています。


 さて、今日お勧めする本は、そんな東京一極集中による弊害が顕著となってきた1970年代に国土開発による是正を唱えた田中角栄の本です。


 私は、この本の名前は聞いたことがありましたが、内容は知りませんでした。図書館で借りて、読んでみましたが、その政策論のスケール感や先見性など素晴らしさに、とても感銘を受けました。


 前述のとおり、概要は東京の一極集中、地方の過疎化を解消するため、工場など生産拠点の分散配置と、鉄道・道路・港湾といった物流インフラの整備を行うというものです。


 その目的が奮っています。曰く、都市、地方の別なく、愛するべき誇るべき郷里を再建し、社会に落ち着きと潤いを取り戻す事だそうです。


 含まれる情報量が多く、読み終えるのに手間取りましたが、政治家の仕事や持っているビジョンの大きさに触れることができて満足できました。


 このような書籍こそ、電子化して欲しいものです。

😊


番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。


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