2020年6月3日水曜日

松本 泰生 東京の階段―都市の「異空間」階段の楽しみ方

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編26日目


 まだまだ、予断を許さない東京のコロナ。せめて本だけでも、東京の街を味わいたい。階段や坂にこだわった、少しマニアックな本ですが、誰でも楽しめる内容になっています。^_^


 この本に載っている階段の写真はどれも美しく、ドラマを感じる。階段の良さとは、そこに人々の生活や重厚な歴史を垣間見ることができることだと思う。味わいのある写真だけではなく、この本の魅力は何といっても著者のマニアックで秀逸なコメントです。階段を愛でる気持ちで溢れています。踏み石がガタガタになり崩れかけた階段に味わいがあると言っているところにも共感出来ます。果物も腐れかけが甘くてうまいと言うがそれと同じかもしれない。


番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。

0 件のコメント:

コメントを投稿