2020年6月12日金曜日

田崎 健太 真説・長州力 1951-2015

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編35日目


 Twitterで、長州さんをフォローしているんですけど、いつもほのぼのしていて良いんです。レスラーとして観ていたイメージと随分違いますね。

 今日お勧めする本は、長州さんの半生をとおしてプロレスの盛衰をわかりやすく伝えるノンフィクションになります。

 少しきついところとしては、在日朝鮮人2世として生まれた長州さんが若い頃、韓国代表としてオリンピックに出場するくだりなどでは、晴れ晴れしさというより「在日朝鮮人」という言葉のもつ残酷な重さや冷たさが伝わってきます。

 以下書抜、「長州力を描くことは、吉田光雄という、本質的に慎ましい、店に入ると隅に坐ってしまう在日朝鮮人二世の人生を描くことだ。ただ彼の周りにはプロレスという虚と実が入り混じった靄がかかっていた。」


番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。

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