2020年6月30日火曜日

鴻上尚史 「空気」と「世間」 (講談社現代新書)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編53日目


 アメリカでは、マスクの着用を義務化しようとして、反対運動なども起こり、個人の自由を大切にする国だと痛感させられます。

 

 さて、日本ではどうかというと、世間の目があって、マスクを外して歩いてなどいると、何を言われるかわかりません。郷に入れば郷に従え。日本人の行動を決めるのは、住んでいる場所など所属する集団の暗黙のルールです。そのルールが、マスコミの影響をもろにくらっているのはもちろんですが。


 今日お勧めする本は、そんな日本人ならではの空気を読む習慣について、かなり詳細に掘り下げています。それこそ、空気を読めって言葉は使うけど、その空気って何ですか?著者は、空気とは、日本人が歴史的に所属してきた、世間の一部が壊れて流動化したものと説明しています。空気、世間、社会などについて深く考察し、私たちが生きていくために必要な知恵を与えてくれる本だと思います。


 番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。


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