2021年1月7日木曜日

高江洲 敦 事件現場清掃人が行く (幻冬舎アウトロー文庫)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編244日目


 今日は大荒れの天候という事で、新潟県内JR全線は計画運休。午前中は晴れ間も見える良い天気でしたが、午後から予報どおりの大荒れ。西蒲区でトラックが横転するなど被害が出ているそうです。皆さまお気を付けてください。


 さて、今日お勧めする本は、ご遺体に関するお仕事ドキュメント、ちょっとクセが強いのでご注意です。


 本書の著者は、孤独死や、自殺、事件現場の後始末を生業とする、特殊清掃業のプロフェッショナルです。そのプロが、特殊清掃の現場で起こる様々な出来事を伝えてくれます。


 「孤独死」という言葉は最近よく聞くようになりました。しかし、孤独死の始末はどうなされているのかは、あまり知りたくないし、実際あまり語られることもなかったと思います。著者の語る死の現場は、正直気持ちのわるい話ばかりですが、そこに死のリアリティがあり、生の哲学があると感じます。


 著者が言うには、幸せを求めて一人で生きる人生を選び、その延長線上に孤独死があるのなら、それは不幸なことではない、しかし、遺された人の迷惑になる事があるのも事実だと。キモ奥深い話です。



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