2020年8月14日金曜日

池井戸 潤 ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編98日目


 毎週日曜日に半沢直樹の続編が放送されていますが、もうどの位進んだのでしょうか?私はずいぶん話を忘れてしまっていたので、原作を読み返すまで、初回を観ただけで封印しています。このドラマは原作を上手く踏襲していてくれるので、原作を読んでからの方が楽しめると思ったのです。


 そこで、今日お勧めする本は、今のドラマの原作となる、ロスジェネの逆襲です。テーマはタイトルどおりロストジェネレーション世代を扱っており、世代間格差についての憤懣などが含まれています。主人公半沢直樹は花のバブル組と言う位ですから、バブル世代。部下の森山はバブル世代の割りを食っているロスジェネ世代。そんなロスジェネ世代に半沢が諭す場面が印象的です。


 半沢直樹シリーズは、人は何のために働くか、問うているシリーズだと思います。主人公半沢は、立場などではなく、自分を必要とされる場所にいて、そこで活躍する事が一番幸せと言う。サラリーマンに限らず、働く人全てに力を与えてくれる作品だと思います。


 番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。


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