2020年12月25日金曜日

有川 浩 フリーター、家を買う。 (幻冬舎文庫)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編231日目


 家計の見直しをガンガン進めていますが、とうとう住宅ローンの借り換えの検討を始めました。キッカケは今借りている住宅ローンの3年固定金利見直しが来年2月にあると銀行からのお手紙。そこに書いてあったのは、年率1.7%。超低金利時代の今、少し高すぎるようです。色々調べてみると、借り換えには諸費用がかかり、安くなるかどうかのラインは借入残高1000万円以上、10年前から借りているローン。私のところは十分検討の余地があるようです。


 さて、今日お勧めする本は、フリーターが一念発起して成長していく物語です。


 主人公は就職先を3カ月で辞めて以来、自堕落気侭に親の臑を齧って暮らす誠治です。最初はダメダメな誠治が、母親の病を機に一念発起してバイトに精を出し、バイト先のおっさんに認められます。そこから、初めて小さな自分と向き合う事ができて、成長していきます。


 その成長の過程がこの作品の肝で、誠治は周りから高い評価を受けても決してダメダメだった自分を見失わず、少しずつ経験を重ねさらに成長していくんです。本当にやりたい事とか、自分が夢中になって取り組める仕事は、目の前の事に一生懸命に取り組んで初めて見つけることができるようです。


 本書から私は、人間の成長に一番大切なものは、客観的に自分や周りを見る力なのだろうということに気づかされました。周りのキャラも暖かくとても良い作品でした。



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