2020年12月24日木曜日

高杉 良 小説ヤマト運輸 (新潮文庫)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編230日目


 早くも今日はクリスマスイブですね。平成の時代は23日が祝日でしたが、令和になってからは12月のカレンダーは真っ黒です。うちでは、子供へのプレゼントはいつもネット購入していましたので、この時期の宅配にはお世話になっていましたが、ドライバーの皆さんは今日は家族とクリスマスを過ごせるのでしょうか?大変なお仕事に頭が下がります。


 さて、今日お勧めする本は、宅配業界ナンバーワンのヤマト運輸の社史ともいえる小説です。


 本書では、創業社長の小倉康臣氏と、その長男で二代目社長の小倉昌男が、業界の常識や慣習を打ち破るイノベーションを起こし、今の圧倒的なシェアを確立していく過程が描かれています。


 そもそも、宅配便というサービスがなかったところから始まり、それに宅急便と命名するくだりをはじめ、消費者目線でのサービス開発に心を打たれます。


 しかし、運輸省などとの事業認可をめぐる争いなどその道が決して楽では無かった事、その困難を消費者を思う情熱で乗り越えた事が、本書を通じて改めて知る事ができます。


 ネット社会を縁の下から支える大事なインフラの成り立ちを知るために、ぜひご一読ください。



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