2020年9月20日日曜日

池井戸 潤 半沢直樹 アルルカンと道化師

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編135日目


 ようやく、コロナウイルス感染対策のためのイベント入場制限が緩和され、野球やサッカーなどでは1万人以上の観客を動員して開催されたそうです。少しずつ以前の生活が戻りつつある様です。


 さて、今日お勧めする本は、つい先日発売された半沢直樹シリーズの最新刊です。


 この作品の読みどころは、アルルカンとピエロと言う作品に秘められた真実に、半沢がどの様に迫って行くのか?と言うところにあります。


 いつもの半沢直樹シリーズよりも、若干ミステリーっぽいストーリーになっていると思います。しかし、当然ダメ上司や嫌な同僚による嫌がらせを倍にして返すと言う、いつもの勧善懲悪のストーリーも、ちゃんと描かれていて、とても気持ち良い読後感につながっています。


 また、勝手に深読みすると、この作品は、「人はあまりにも重い真実にふれた時に、どう対処するのか」を問われる小説だと思いました。そして、性善説の半沢直樹ならではの、善意ある人々の決断も最後の大きな感動につながっています。


 少し厚い本ですが、読み易くあっという間に読めちゃいますので、ぜひ読んでみてください。

😊


 番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。


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