2020年5月15日金曜日

夏川 草介 神様のカルテ (小学館文庫)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編


番外編では、ジャンルに拘らず、もう一度読みたい、人にも勧めたい本を上げていきたいと思います。


番外編7日目は

夏川 草介

神様のカルテ (小学館文庫)


 今、新型コロナと戦っている全ての医療関係者への感謝の気持ちを込めて、紹介します。

 この作品の主人公一止は、セリフが古臭くて変なんですが、逆にひたむきな姿勢がいい感じで伝わって来ます。

 3つある章立ての中では私は何と言っても「門出の桜」がいいですね。学士殿に向けた餞の言葉が最高。友情とか、夢を追う者の姿とか様々な思いが胸に詰まり、心が動かされます。

 そこから、最終章でほとんど反則ともいえる安曇さんの手紙をよんだらもう涙でアウトです。


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