『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編121日目
台風10号が奄美地方に迫っています。今回の台風は九州地方の離島を通過しますが、九州には上陸しないで済みそうです。それにしても、進路予想の精度が随分向上したもので、かなりピンポイントに予想してもらって助かっています。
さて、今日お勧めする本は、過酷な競争と情報過多な今の時代に生きる我々の悩みを解消するために、ブッダの教えをわかりやすく解説してくれる本です。
答えはとてもシンプルで、周りからの情報に反応して、勝手に決めつけたり、妄想しない事が大事だと言う事です。例えば、ある人の仕草から、あの人は冷たい人だとか、上司からの言葉から、自分は会社から求められていないと思い落ち込んでしまう様な事をするな!という事です。
本書では、そうならないために、自分の呼吸など五感に意識を向けることで、苦しみの元となる外側の情報への反応や、自分の勝手な思い込みをやめる事ができる様になるとの事です。まあ、ここまで至るのが大変とは思いますが、大きなヒントになりました。
そして、この本は仏教っぽいくせに、先に言った反応や妄想さえしなければ、競争や勝ち負けにこだわって行きるのはOKとしているところが面白いんです。
ただし、理想の幸せについてもしっかり述べています。その幸せのためには、慈悲喜捨という、相手を思いやり共感し、自分の執着を捨てて、最高の納得を目指して生きる事が大事との事です。
言葉は優しくわかりやすいのですが、哲学的に深く考えさせてもらえる本なので、折に触れて読み返してみたいと思います。皆さんも、ぜひ本を買ってみて下さい。
😊
番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。
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