『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編134日目
新型コロナですが、新潟県でもクラスターが発生したそうです。少し前なら大騒ぎしたのでしょうが、冷静に取り扱われているようで、安心しています。
さて、今日お勧めする本は、コロナ禍の自粛警察など、多数派の振りかざす正義に異を唱える新書です。
本書の主旨は、「与えられた情報を鵜呑みにして、自分で考えなくなった社会は危ないよ。」と言う事だと思います。
そもそも、日本人はリスクゼロを求める人の要求を抑える事が出来ず、一事が万事安心を求める感性に世論が左右されていると言う。
挙句、多数派に所属して、いじめてもいい少数派を見つけては、誹謗中傷やクレームなどで憂さ晴らししているとの事。
特に、なるほどと感じたところは、以下の点です。ロックダウンの様な強権力によらず、国から自粛のお願いだけで、国民が外出を控えるなど、従ったことを民度が高いと称した政治家がいました。しかし、それは、本当に民度が高いのか?自分の頭で考えず、国の言いなりになっている人が多いだけ、かえって民度が低いと言う証左ではないかという事でした。
全体的にマイノリティからの、愚痴っぽい文章が、だらだら綴られている本ですが、今のコロナ騒動を見つめ直すキッカケになる本だと思います。
番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。
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