『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編118日目
台風9号のフェーン現象でしょうか?暑い日が続いています。特に昨夜は夜にもかかわらず熱風が吹いていました。そんな家路で月が綺麗に見えていたので、十五夜と思ったのですが、今年は10月1日だそうですね。九月ではないところに違和感があります。
さて、今日お勧めする本は、今野敏さんの代表作隠蔽捜査シリーズです。
隠蔽捜査シリーズは大好きな作品なので、ブックカバーチャレンジでも、2作目を紹介していましたが、本作はその2作目から続く大森署を主人公竜崎が去るまでのお話となります。
今回の見所は、超合理的主義の主人公竜崎に微妙な変化が訪れるところです。降格人事として大森署長となったはずが、異動の噂の中で今の職場に愛着を感じ、これまで合理的一辺倒で済ませてきた自分自身の変化に戸惑います。
貝沼副署長はそれを竜崎の視野が広くなったと称し、妻は大森署が竜崎を成長させたと評します。ますます人間的魅力が増してきた竜崎を確認できるだけでなく、ターニングポイントになる一冊です。
番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。
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