『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編127日目
今日は9月12日。東日本大震災から9年半経ったことになります。あの地震の印象と言えば、私にとっては津波になります。仙台の高速道路下の通路を海側に抜けた時広がった、一面泥だらけの田の景色と土の匂いは忘れられないものとなりました。
さて、今日お勧めする本は、東日本大震災により被災した仙台を本拠地とする小さな出版社の編集者のエッセイです。
被災から立ち直れないじめじめした喪失感がたびたび描かれており、いたたまれない気持ちになる。これも被災者でなければ決してわからない心境と思えば、経験のない私にはまず知ることだけでも価値があると思いました。
東北だけでなく、災害大国日本にすんでいる限り、自分が被災者とならない保証はありません。そして、いざ被災者となったとき、いったい東日本大震災になにを学んだのかと嘆かない様になるためにも、本書から学ぶべきところがたくさんあるように感じました。
番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。
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