『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編117日目
自民党総裁選の立候補者が出そろったようです。両院議員総会を開いて国会議員と都道府県連代表の投票により決まるそうです。どなたが選ばれるかわかりませんが、世論に右往左往する様な事のない政治をお願いしたいと思います。
さて、今日お勧めする本は、政治版の半沢直樹、池井戸潤さんの民王です。
内容はというと、総理大臣とその息子の心と体が入れ替わり、ダメ大学生が政治家として奮闘するというもの。原稿の誤読があったり、バカっぽさ満載の息子が最後にはスカッとさせてくれます。
特に、いつもの池井戸節の啖呵が乱れ飛ぶセリフが気持ち良い。
「お前らマスコミがバカだから、国民もどんどん勘違いしてバカになるんだよ」
「だれが上場企業だから入れてくれってっていいました?無農薬野菜を食卓に届けたいという会社の考えに共感したからここに来たんです」
「正しいことをして運営できない政局など、そもそも間違っています」
などなど。
世の中の理不尽なしがらみをバッサリ切り捨てる文章、物語が心にしみます。読後の爽快感がたまりません。
番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。
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