『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編136日目
今日は敬老の日です。高齢者を敬う日という事ですが、今年は人口の約3割、3617万人もいる高齢者を敬うというのも何か違和感を感じてしまいます。
さて、今日お勧めする本は、高齢者の活躍する小説です。
この作品は、元銀行員の国政と簪職人の源二郎、合わせて146歳の幼馴染みの凸凹コンビが織りなす物語です。
ドタバタな中に下町情緒があって読みやすいです。つまみ簪職人なんて初めて知りましたが、その仕事ぶりも丁寧に描写されています。
なんと言っても、70年来の幼馴染とは、お互いどれだけ強烈な存在になるのだろうと思いました。隅田区Y町にのこる昔ながらの運河(水路)を小船で移動する二人のかっこいい老人が目に浮かぶようです。
番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。
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