2020年12月30日水曜日

野口 悠紀雄 「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編236日目


 年賀状を出した後は、いよいよ大掃除の開始です。今日はまず水回りから始めました。そして本棚などの整理に手をつけていきます。本棚の整理はついついパラパラとページを捲り、時間を奪われてしまい終了です。最近はもっぱらkindleで書籍を購入しているので、本棚のメンツは代わり映えしませんが、それでも、手を出さずにいられない。


 さて、今日お勧めする本は、書類や資料を頭を使わず機械的に整理ができる方法について指南するものです。


 本書の主旨は、資料を分類するのではなくて、淘汰が起こるような仕組みを作れば、整理は簡単にできるよ。ってことだと思います。


 書類など資料を整理しようとする時、ほとんどの人は内容ごとに分類して整然と並べようとしてしまいがちですが、著者はそれが間違いの元であると喝破します。そして、書類は使った単位でひとまとめにして封筒に入れ、使った後は本棚の左端にしまう。これを繰り返す事で常に新しい情報が左側、右にいくほど古く不要な情報が固まってきます。


 書類の整理で不要な資料を捨てる時は右から順に捨てていけば常に必要な資料が残るこの整理法を押し出しファイリングと名付け、その利点を説きます。紙の資料だけではなく、パソコンのデータなど、広く情報の取り扱いに話が発展していきます。


 1990年代の本ですが、今でも学ぶべき点も多いと思いますので、ぜひご一読をお勧めします。



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