2020年12月18日金曜日

渡辺 京二 黒船前夜 ~ロシア・アイヌ・日本の三国志

『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編224日目


 関越自動車道では大雪の影響で16日発生した車の立往生が続き、今も解消する見通しは立っていないそうです。一時はおよそ1100台が、立往生したとの事ですから、大変な事だと思います。ドライバーの方々の身体が心配です。


 さて、今日お勧めする本は、北海道から樺太など北の日本史です。


 本書では、18世紀から19世紀にかけて、開国前の日本とロシア、そして両者の間にたつアイヌとの交流譚を史実をもとに伝えてくれています。開国などと言うと、アメリカ、イギリスなどとの歴史は習うのですが、北の方面は習うどころか、知識の空白域になっている方もいるのではないでしょうか?私も本書を読んでその事に気が付きました。


 北海道、千島列島、樺太、アリューシャン列島と広く分布していたアイヌ民族がロシアや日本と交易することで暮らしを成り立たせていたという事や、18世紀始めにはロシアと友好的な国交が開かれる可能性があったという事は興味深い話でした。


 日本の成り立ちを知るためには、必要な内容だと思いますので、ぜひ、ご一読ください。


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