『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編181日目
アメリカ大統領選挙は、バイデン氏の優勢は動かないようです。しかし、これから郵便投票の有効性をめぐって、法廷での戦いに移っていきそうです。トランプ大統領が開票作業を辞めろ辞めろと訴える様子を見ていると、やはり大統領としての品格が足りないと感じます。まず全ての投票を開票する事が有権者のためだと言うバイデン氏の言葉の方が、よほど政治家らしい態度だと思います。選挙制度を論じる事も大事ですが、まずは有権者ファーストであって欲しいものです。
さて、今日お勧めする本は、民主党時代に一世を風靡した、外国人参政権について、憲法の規定から真っ向否定するものです。
本書で著者は、国民主権原理の日本国憲法下では、外国人参政権は明確にNGと言っています。
そもそも、外国人参政権推進派は、平成7年の最高裁判決を拠り所としています。しかし、その判決は、外国人参政権について、例え地方参政権が住民を対象と規定した公職選挙法であっても、憲法の国民主権原理に反するというのが、結論です。つまり、推進派は、判決のいいとこ取りをして、曲解する結果を生んでいると著者は言っています。
また、平成7年の最高裁判決の様に誤解を生む蛇足判決が多数存在する事についても多くのページを割いて、非難しています。
選挙権の大切さや政治哲学を学ぶによい本だと思いますので、外国人参政権は過去の話となりましたが、是非ご一読をお勧めします。
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