2020年11月4日水曜日

堤 未果 ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編180日目


 昨夜から、大統領選挙の投票が始まりました。そして、今日の午前中には開票作業が始まります。早くも市場では、バイデン氏有利との見込みで、株価が上昇しているそうです。近年のアメリカ好景気はトランプ政権の下だったので、私はバイデン氏では下がると思っていましたが、まだまだ市場の思惑はよくわかりません。


 さて、今日お勧めする本は、アメリカ資本主義社会の危険性を伝え、ベストセラーとなった10年前の新書です。


 この本の主旨は、アメリカの自由主義って、経済格差が半端なく厳しいよって事だと思います。


 アメリカの資本主義は、主に共和党政権が推し進めた新自由主義政策により、経済的な格差が社会に広がり、様々な社会問題を生み出しているそうです。


 例えば、サブプライムローン問題も、まともにお金を借りることのできない貧困層を狙った金融商品が起こした問題です。


 本書では、その様に自由主義経済で現れた問題として、台風カトリーナの災害対応、医療保険の不備により病気で貧困層に転落する問題、教育の格差から貧困層を抜け出せない若者など、をレポートしています。


 近年では、日本の格差も広がり問題となっていますが、そんなレベルではありません。むしろ、アメリカの状態に行きつかない様に、さまざまな選択をしていく必要性を感じました。






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