2020年11月3日火曜日

藤野 英人 投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編179日目

 先月末から投資の勉強を始めて、楽天証券で口座を作りました。休日を利用してようやく預金を移し替え、運用が始まりました。投資と言っても、投資信託と、ロボアドバイザーへの積立ですから、デイトレーダーの様なカッコいいものではありません。いきなりマイナススタートになりましたが、未来を信じて、しばらく放って置きます。

 さて、今日お勧めする本は、投資信託を運用する会社のCIOによる、資本主義の中でのお金の使い方を解説する本です。

 この本の主旨は、資本主義社会では、投資に限らず、私たちの小さな消費活動も世界を形作っているんだ、という事だと思います。

 本書では、日本人はケチなくせに金儲けを嫌悪する文化があると喝破します。お金はサービスや価値への対価ですから、お金を儲けると言う事は、より多くのサービスや価値を提供するという事と同義です。

 経済の語源であるエコノミクスのさらに語源は、共同体のあり方という意味だそうです。そのことから、経済学とは、どのように生きたらみんなが幸せになれるかを考えるのが、本質だということです。

 私たち一人一人の消費活動が社会を形作っているのであり、ブラック企業がブラックである事も、価格重視の消費活動の帰結だそうです。

 これからの、投資活動に非常に良い言葉をいただきました。

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