『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編267日目
今日の新潟日報によると県の20年度ふるさと納税が3億円に迫り過去最高額を更新したそうです。新潟県の財政難は危機的状況で、職員の給料も削減されているほどです。ふるさと納税三種の神器と言われる、米、肉、カニは、新潟県の得意な生産品ですし、もっともっと伸ばしていって欲しいものです。個人的には、楽天市場を利用した、楽天ふるさと納税の活用が良いのではないかと思います。都道府県としては、山形県、鳥取県、高知県、宮崎県など、少数ですが他県も楽天ふるさと納税に出店しているようですし、新潟県もぜひ出店して欲しいです。
さて、今日お勧めする本は、ニューヨークタイムスなど海外と日本のジャーナリストを比較し、日本のジャーナリズムがどれだけガラパゴスな状態かを明らかにする本です。
本書の主旨は、記者クラブで各社横並び、取材対象にベッタリ癒着している日本のマスコミはジャーナリズムではない、って事だと思います。
ニューヨークタイムスの記者の後、フリーランスとなった著者は、日本よりも外国の目線で、記者クラブについて辛辣な批評を書き連ねています。それらからは、日本のジャーナリズムは、ジャーナリズムとはいえない代物のようです。
そもそも、日本ではジャーナリズムと共同通信などの通信社との区別がついていない事。海外では、新聞記者と通信記者の役割がハッキリ分かれているそうです。また、匿名の記事が当たり前、メモを見せ合いライバル社と情報を共有している、情報元のクレジットを記さないなど、日本のジャーナリズムの特異性というより、ハッキリ劣っている点をいくつも挙げている。
中でも、記者クラブについては多くの紙面を割いて批判している。記者クラブは、そこに属していないと記者会見などに参加できず、取材対象にアクセスすることもできない。記者クラブには、雑誌記者やフリーランスの記者は入ることが出来ない。出入り禁止になる事を恐れて記者クラブ内での横並びを保とうとするとのこと。確かにこれではまともな報道は出来ないと思いました。
元々、かなりセンセーショナルな言動が信条の著者なので、話半分に聞いた方が良いのかもしれませんが、今日本のマスコミが海外のマスコミからどう見られているか、いろいろ参考になる本だと思います。ぜひご一読ください。
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