2020年10月4日日曜日

高橋 秀実 男は邪魔! 「性差」をめぐる探究 (光文社新書)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編149日目


 日本学術会議の新会員候補105名のうち、6名が任命を拒否されたとの報道がありましたが、さっぱりわかりませんでした。6名を拒否したところで、イメージが悪くなるだけだと思うのですが、新政権の判断はイマイチの様に思います。


 さて、今日お勧めする本は、社会の悪弊が男の性格からきてるんじゃないの?と言う本です。


 かなり差別的で、とんでもないテーマだと思いましたが、読んでみると結構面白い。辛口なジョークだと思って読むと良いと思います。


 例えば、男に訊いても埒が明かない。それは、男がひとりよがりだから。ひとりよがりがひとりよがりを競るように社会をつくってきたからいつまでも問題が解決しない。との事。確かに独りよがりとは、うまい表現だと思います。


 さらに、本に出てくる著者の奥さんが痛快です。男は話を聞いていない。単純なことをわざわざ複雑にして言う。ペチャクチャ余計なことを考えなくてもいいからお茶碗ぐらいキレイに洗えと言うところなんか良いですね。


 ここまで、男の劣性をあげつらうと、確かに世の中の諸問題がわかりやすく見えてくるところが不思議だと思いました。


 番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。


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