『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編158日目
昨年の台風19号から一年経ちました。私の勤務する長岡市でも、浸水被害軽減の為の事業が進んでいます。市民の皆さんにも、自助、共助の考え方が浸透している様に感じ、うれしく思います。
さて、今日お勧めする本は、自閉症スペクトラム障害を持つ著者が、自身の経験を振り返りながら、自閉症の人の頭のなかでは何が起こっているのか教えてくれる良書です。
本書によると、自閉の人たちの行動の原因は、処理できる情報の広さに制限があるため狭く細かく覚えてしまう事が根本にあるらしい。その様にして、得た情報は貴重なため、異常なほど律儀にそのルールに従おうとするそうです。
そもそも、そうなってしまう仕組みとしては、自閉の人の頭の中では、要らない情報に気をとられない様になっているだけでなく、似たような情報を一括りにするなど、定型発達した人が無意識に行っている情報の編集能力が欠如しているところにあるとの事です。
スペクトラムの意味は、はっきりした境界を持たず連続していることです。自閉症スペクトラム障害には、その名のとおり、程度に差があるところがミソの様です。
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