2020年10月5日月曜日

是枝 裕和 他1名 そして父になる【映画ノベライズ】 (宝島社文庫)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編150日目


 先日、三条市保内の古墳群の解説を聞きながら散策する、保内三王山古墳群めぐりウォークに参加してきました。古墳といっても、山の中のこんもりした塚があるだけなのですが、詳しい説明を聞いて、古代のロマンにひたれた1日でした。

 

 さて、今日お勧めする本は、2013年のヒット映画のノベライズです。


 私は、映像のイメージが強く、文章の面白みに欠けるためノベライズ物は避けてきたのですが、本作は映画、小説ともに良かったです。


 特に、小説で作品を読む事により、映画ではよくわからなかった背景や登場人物の心理が言葉でしっかり伝えられるところもあり、メディアとしての文章の力を再認識しました。


 6年間育てた息子は病院で取り違えられた他人の子供だった。こんな事実を知らされたら、自分はどうするだろう?仕事、財力、容姿、全て備えた主人公良多は家族への愛情にやや欠けています。良多にもう一方の父親雄大が、子供と一緒の時間を過ごす大切さを説く場面が私のお気に入りです。


 「何言ってんの。時間だよ。子供は時間」映画でも良かったこのセリフが、また、小説でも良いんです。


 番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。


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