『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編155日目
脱ハンコの動きが加速している様だ。結婚届、離婚届も脱ハンコで検討しているらしい。脱ハンコは構いませんが、インターネットでポンと結婚、離婚できちゃう仕組みって、なんか違和感あります。一時のブームによらず、落ち着いた、議論をお願いしたい。
さて、今日お勧めする本は、短編小説の名手である著者が、癌で余命宣告を受けた奥さんに小説を捧げた日々をつづったエッセイです。
奥さんが癌で5年生存確率が0パーセントと診断された著者は、1日原稿用紙3枚の小説を毎日書き続け、妻に読んでもらうことにしたそうです。
まるでお百度参りのように、約5年間毎日書き続けたそうです。その小説の内から抜粋した十数話も掲載されており、短編小説のそれぞれも面白いのですが、エッセイの中で、静かに語られる言葉一つ一つに、奥さんを思う気持ちが感じられて、感動しました。
1778話目の最終話、亡くなった奥さんに向けた最後の一行「また一緒に暮らしましょう」と言う言葉には、とてつもない重みを感じます。
番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。
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