2020年10月27日火曜日

司馬 遼太郎 燃えよ剣 上下巻(新潮文庫)

『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編172日目

 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編がヒットしているようです。興業収入がすでに100億円を超えているとのこと、どこまで伸びるのか楽しみです。予備知識ゼロでも楽しめるという、大人も泣ける完成度の高い作品という噂ですので、ぜひ私も予備知識ゼロで観てみようと思います。

 さて、今日お勧めする本は、幕末のチャンバラ小説です。

 まあ、司馬遼太郎の作品ですから、チャンバラ小説と言ったら失礼にあたるでしょう。本書は、新撰組を作った男、土方歳三の生涯を描く時代小説です。

 土方歳三と言えば、ケンカ屋とイメージされる事が多いように思いますが、この作品からは、智略の参謀としてのイメージが強くなります。

 ただ、最後函館まで退いても闘い続ける様は、やはりケンカ屋そのものと言った感じです。

 幕末にこれだけの名前を残すほど暴れたケンカ屋、土方歳三の生涯に痺れました。


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