2020年10月3日土曜日

新井 和宏 持続可能な資本主義

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編148日目


 トランプ米大統領(74)が新型コロナウイルスに感染したそうです。大統領選も1カ月後に控えており、大きな影響を与えそうです。鬼の首を取った様に、コロナ禍にあたり、経済活動を重視した大統領の政策を非難するメディアもありますが、あまり影響を受けない様にしたいものです。


 さて、今日お勧めする本は、数百億円のファンドを動かすファンドマネージャーが語る、資本主義の理想系です。


 本書の主旨は、金融工学などお金の力学ではなく、会社の理念や文化がしっかりした、世の中のためになる会社に資本を投資する資本主義が大事ですよと言うことです。


 もう少し詳しく言うと、やはり、金儲けばかりではダメなんだなって事です。この本は、近江商人の「三方よし」の精神を今風に拡張して「八方よし」という考え方を取り入れ、社員、取引先、株主、顧客、地域、社会、国、経営者のそれぞれが共通価値を持ち、付加価値を分配する対象として考える企業を応援する投資信託のお話です。


 そんな投資信託を運用する鎌倉投信が判断の根拠としているのはデータではなく、直接自分の目でその会社の姿を見た時の主観だそうです。 


 私たちの消費活動は、億のお金のファンドではありませんが、小さな投資行動とも言えます。そんな小さな投資活動も、価格重視でなく、お店重視で買い物をした方が回り回って、世の中を良くして行くことにつながる様に感じます。


 番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。


購入はこちらから!





0 件のコメント:

コメントを投稿