2020年9月1日火曜日

伊坂 幸太郎 終末のフール (集英社文庫)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編116日目

 突然の首相交代の話題にマスコミの関心が移ったため、ようやく、コロナ騒動も落ち着いて来たように思います。実際8月の半ばから実効生産数も1を下回り、ピークは超えたと言える状況となってきました。あとは指定感染症からの解除を待つばかりです。


 さて、今日お勧めする本は、人類は滅亡に向かって行く時、どの様に過ごすのかを描いた小説です。


 舞台は、8年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡すると予告されてから5年が過ぎた小康状態と設定されています。このさじ加減が絶妙で私のツボです。そんな一時のパニックが過ぎ去った後、それぞれの登場人物がそれぞれの1日を過ごしていきます。


 私が特に印象に残ったのは、あと3年しか時間が残されていない中で、子供を産むという話です。未来への希望と絶望がまじりあって、いろいろ考えさせられる話でした。


 絶望を軽やかに描く伊坂幸太郎の快作です。


 番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。


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2020年8月31日月曜日

東野 圭吾 沈黙のパレード

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編115日目

 今日で8月は終わりです。子供の頃は夏休み最後の日として、宿題に追われる日でもありました。そうなってしまったのも、夏の終わりの新発田祭りに宿題そっちのけで遊びに行ってしまうからなのですが、今年はそれもありません。


 さて、今日お勧めする本は、久しぶりの東野圭吾作ガリレオシリーズです。


 東野圭吾のテーマでよく取り上げられる、裁かれない犯罪者に対する復讐が秋祭りのパレード当日に行われます。この事件の解決に向けて、ガリレオこと湯川が捜査に協力していくというものです。


 私は、どんでん返しの連続に、最後は何が本当なのか分からなくなってしまいました。そして、自分のたてた仮説をあえて語らず捜査のヒントを与え続ける湯川が、とことん科学者的なスタンスを持ち続けているところに魅力を感じました。

 


 番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。


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2020年8月30日日曜日

林 修三 他2名 憲法論争 (NHKライブラリー)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編114日目

 安倍総理の辞任によって、一番影響を受ける政策は憲法改正問題ではないでしょうか?安倍総理は、憲法改正を明言していた総理大臣でしたから、安倍総理なくして憲法改正への動きが高まっていくとは思えません。


 今日お勧めする本は、憲法改正について考える材料としてとても良い機会になると思います。


 本書では、憲法にかかる4人の論者がそれぞれの立場から憲法について語っています。


 私は内閣法制局長官として、長年にわたり歴代政府の憲法解釈を支えてきた林修三さんの文が印象深かったです。


 皆さんの憲法についての考えに、もう一つの視点を加えるためにも、御一読をお勧めします。

^_^


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2020年8月29日土曜日

竹中 平蔵 政権交代バブル (Voice select)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編113日目


 安倍総理が辞任するとの事です。本当に長い間頑張っていただいたことに、感謝の言葉しかありません。次のリーダーに選ばれる方も、日本経済の立て直しを軸に、次のアベノミクスを進めてもらいたいと思います。


 さて、今日お勧めする本は、10年前の政権交代の中、小泉政権のブレーンをつとめた著者が民主党政権に物申すために書かれた物です。


 実力と評価の間に大きな差がある状況を経済ではバブルと言うが、民主党による政権交代をバブルではないかと示唆し、民主党政権発足直後からその崩壊を予見していた本書には、今も通じる経済政策のイロハがぎっしりつまっています。


 もともと、著者は小泉政権で経済政策の中枢にいた人なので、手前みそな発言も多いのですが、それをさっ引いても学ぶべきところが非常に多かったです。


 特に、社会保障を充実させるためには、税収を担保する経済成長が必須であること。グローバル社会の中では、自国に国際競争力のある企業を多く持てるかがカギとなること。など、今の日本に必要な提言がぎっしり詰まっています。


 政治では、良い物は時間が経っても色あせない様に思います。ぜひ、御一読をお勧めします。


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2020年8月28日金曜日

餃子とレバニラ最強説:中華料理 おがわ

 ビールが飲みたければ、餃子は必須。

そこにレバニラが加わるともはや最強。

長岡駅前の中華料理おがわでは、生ビールは無いが、ビールは大瓶650円とコスパも良い。

暑い夏には、あえて瓶ビールを注ぎ合う方が爽快だ。

キリンラガービールは味の濃い料理によく合う。

外で汗をかいた日は、こんなご褒美がないとね。


おがわの名物レバニラ炒め800円


おがわの餃子は、6ケ450円に気前良くサービスをつけてくれる。ありがたい。



鳥の唐揚げ1200円は、食べやすいように、切られて出てくる。


2020年8月27日木曜日

海堂 尊 新装版 イノセント・ゲリラの祝祭 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編111日目


 厚生労働省が、新型コロナウイルスの暫定的な感染症法上の位置付けについて、見直しを含めて検討するそうです。ようやく、コロナ騒動が収束に向かう道筋が見えてきました。ただし、怖いインフルエンザのシーズンも目の前に迫ってきたので、手洗いうがいなどの習慣は引き続き持っていた方が良い様です。

 さて、今日お勧めする本は、『チーム・バチスタの栄光』シリーズの一作品です。


 本作も医療をテーマにした小説ですが、主戦場は会議室。登場人物の議論が中心の物語になっています。エンターテイメント向きでは無い様なテーマが「これがなんで面白いの?」って思う様に仕上がっています。医療現場での矛盾や問題を数多く見てきている作者だからこそ、書ける作品だと思います。


 印象に残るのは、彦根というかなりクセのあるキャラによる、最期の独壇場には身震いがするほどわくわくしました。


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2020年8月26日水曜日

夏樹 静子 裁判百年史ものがたり (文春文庫)

 『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編110日目

 河井克行前法相、案里参院議員夫妻の裁判が始まったそうです。正直言って、検察も気合いが入っているなという印象。検事長定年延長問題というものがあったが、今回の裁判など見ると、官邸と検察の癒着などは考えられないと思います。


 さて、今日お勧めする本は、明治からこれまで、日本の司法を左右する12の裁判を取り上げたドキュメンタリーです。


 昭和までにおこった事件がほとんどなので、事件そのものを知っているわけではありませんが、大変読みやすく、ドラマチックに事件発生から裁判までの様子を追体験できます。


 いずれも今の司法に影響を与えているとのことですが、特に少年事件が発生した際によく耳にする、永山裁判も取り上げられているので、裁判制度を知る一助として、お勧めします。


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