2022年6月3日金曜日

政治離れの本当の意味

 投票率が低いと政治に関心がないという。それは、根っこか?ポイントは、政治的行動、言動が失われているということでしかないと考えている。政治的行動、言動の無い投票こそヤバイ。私はこの問題の根本は、身近な社会への参加離れにあると考えている。


 政治的行動、言動とは、国政に限った話ではない。町内会、消防団、PTA、商店街、労働組合、協同組合、医師会なんでもいい。自分の周りの社会に積極的に関わり、個人である自分と国政があいまいな境界をもちながら連続していることを感じられる状態になっているのか、いわゆる個人と国政がスペクトラムに感じられるように生きているかの方が、投票率よりもよほど大事だと思う。


 今のマスメディアに踊らされた政治参加という概念は、国の政治を勉強し、そこに一家言を持つことのように感じるが、それはノンビリ楽しく行きたいと思っている大多数の人にはかなり高いハードルだ。そこで「お前は知らない」「考えが浅い」「裏にはこんな話がある」だの、噂話に毛が生えたような政治論を交わしたところで、政治というリアルは動くのか疑問に思う。


 町内会、消防団、PTA、商店街、労働組合、協同組合、医師会なんでも良い、自分の周りにある参加可能な社会にまず身を投じてみる。そこで活動し、自助、共助、公助のそれぞれのアプローチに触れて、公助の延長線上に政治を議論する姿勢こそが政治参加と考えています。


 例を挙げれば、拉致被害者を救う会、この会に関わったり活動するのはとても大変なことだと思う。しかし、自分の身内を攫われて、自分1人ではどうすることもできなければ、拉致被害者を救う会という社会に関わり、活動する他に政治を動かす事は出来ない。この活動の結果、拉致問題は外交上の問題として存在し続け、アメリカ大統領にも意見を伝える事が出来たのだと思う。これこそが政治であり政治参加なんだと思います。






2022年5月31日火曜日

4月に読んだ本

4月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1149
ナイス数:75

ユーチューバーが消滅する未来 2028年の世界を見抜く (PHP新書)ユーチューバーが消滅する未来 2028年の世界を見抜く (PHP新書)
読了日:04月26日 著者:岡田 斗司夫
日本史に学ぶ リーダーが嫌になった時に読む本日本史に学ぶ リーダーが嫌になった時に読む本
読了日:04月26日 著者:加来 耕三
続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 孤独も悪くない編 (サンクチュアリ出版)続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 孤独も悪くない編 (サンクチュアリ出版)感想
◎ 結局、『自分を追い詰めているのは、これまで身につけてきた考え方と自分である』という気付きにくい真理を、優しく、わかりやすく、受け入れやすい形で示してくれる本です。自分の良いところも悪いところも受け止めて、自分という存在を大切にする事。ある出来事で傷ついたり、辛くなった時には、まず考え方、見方を変えてみる。余裕が無い時は、躊躇なく逃げることが大事だそうです。
読了日:04月23日 著者:Jam
推し、燃ゆ推し、燃ゆ感想
◎推しを推す、いわゆるアイドルの追っかけを唯一の手掛かりに日々を過ごす、女子高生あかりが主人公。あかりは推しを恋愛的なものというよりは、生存本能的な動機で推しを推す。それは、推しを理解し、同化していく過程で、自分の一部を探す修行のような、厳しく険しい生き方でもある。冒頭の推しの炎上騒ぎは、推しのアイドル活動に変化を余儀なくし、あかりの生活もそれに寄り添うように大きな変化点を迎える。
読了日:04月10日 著者:宇佐見りん
卒母のススメ卒母のススメ感想
◎子離れ親離れを卒母と称し、その体験についての投稿101篇からなる本書。本当にそれぞれの多様な人生が描かれた一冊だと思う。子育てに疲れ卒母する日を夢見る人。子供の巣立ちで卒母し、抜け殻のようになる人。卒母に拘らず、淡々と親子関係を続ける人。さまざまな親子関係を知る事で、自分たち親子のあり方を見つめ直す事ができます。そんな本書は、子供の巣立ちに涙し、精神的に参っていた私にとって、良い薬となりました。また一歩、元気になれそうです。
読了日:04月08日 著者:西原 理恵子,卒母ーズ
「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方感想
◎リーダーについて、必要な役割と考え方、リーダーシップを身に付けていくために肝要な事を伝える本。リーダーの大事な仕事は部下にどれだけ働いてもらえるかということ。そのためには、自己研鑽と信念に基づく判断を積み重ね、部下の信頼を得ることが大事であり、そうした人間力を磨くことにより、部下から選ばれるリーダーになれるのだそうです。名選手名監督ならずというように、そのスキル、部門に精通していることが良いリーダーの条件ではありません。カリスマとは、リーダーとしての経験で作り上げていくもののようです。
読了日:04月01日 著者:岩田 松雄

読書メーター

2022年5月3日火曜日

出稼げば大富豪 クロイワ・ショウ (著), 兄貴(丸尾孝俊) (著)

 以前にも紹介していると思うのですが、バリ島に住む日本人大富豪兄貴(丸尾孝俊氏)の語る人生訓などを紹介する本です。ジャンルで言えば、自己啓発本になるのかもしれません。

 また、読み返してみたのですが、読むたびに発見がある、いい本です。

 この本にはの教えが24の理論に名付けられて紹介されているので、誰でも一つはなるほどと思える言葉に出会えると思います。

 今回私に刺さったのは、荒れた海を行く船長を例にして語られるリーダー論『着岸点理論』です。ここで語られる船長は、大荒れの海の上、船の運行の責任を負っています。当然、船を大事に管理することもその一つです。

 兄貴の問いは、荒れた海を航行する中で、船員がもう漕げませんと限界を訴えてきたときどうするかというものです。

 筆者(クロイワ氏)は、着岸するよりも穏やかな海域への避難を選択するのですが、兄貴は全否定します。曰く船長は船員をなによりも大切にしなければならない。この場面でのベストチョイスは、まっすぐ陸を目指し着岸する事だそうです。荒れた海ですから船も壊れるかもしれないけど、優先すべきは、船員とのことです。荒れた海で上陸するのは危険なので、船員大切にするなら避けるべきというツッコミは当然成立すると思いますが、兄貴が伝えたいことは、リーダーは、理想や好み等よりもチームのメンバーを一番大事に考え、最短ルートで目的を目指さなければならないというリーダー論なのです。

 何度読んでもひきこまれる金言の数々です。この本における主旨は、人を大切にする。努力を怠らない。実践、現場から物を考える。自分の直感、好奇心に真摯に生きる。これを大切にするということ、とにかく人を大切にすることがいの一番に語られています。

 世の中にある本にも書かれている、手垢のついた当たり前の成功哲学も、本書ではペンギンやら、キウイやら、ドラクエやら、ウサギとカメやら、見事なレトリックで軽快に語られて行くところが新鮮に見えます。そして、その一つ一つが、素直に自分の芯にしみていきます。読後は以前の自分と確実に変わっていることに気づきました。ゆっくり読んでも2時間かからない読みやすさもあり、オススメです。



2022年4月16日土曜日

子離れはむずかしい

  息子が家を巣立ってから、半月程も経ち、私も家族もようやく落ち着いてきました。もっとも、落ち着かなかった原因である息子といえば、毎日のように新しい生活についての呑気なメッセージを家族に送ってきています。心配していた家族にとっては、それを見てホッとしたような、バカを見たような気持ちになっています。

 何度かビデオ通話をしたことも良かったですね。今の時代は、家族会議もリモートで顔を見ながらできるのですから本当に便利です。息子いわく、自分の部屋からリビングが数百キロ離れただけの話だと。

 私は、今回の件で、大げさに表現するようですが、自分が精神的に壊れてしまうような、不安な気持ちを持ちました。それは、息子が去っていく事で、取り返しのつかない時間の流れを強烈に思い知らされたからです。これまで、18回も当たり前のように繰り返してきた誕生日のお祝いは、もうできません。それどころか、それ以外にも家族での団らん自体が、ハードルの高いイベントになってしまいました。つくづく、これまでの当たり前のような一日の大切さを思い知らされました。

 自分が、親元を離れた時にも、寂しい気持ちや、家族の形が変わるというショックは、確かにありましたが、自分の目の前に広がる新しい世界に無我夢中で、残された家族がこれほど寂しいとは思いませんでした。

 今回の息子の受験では、私を含め家族も最大限のサポート体制を取りました。毎日の図書館への送り迎えはもちろん、食事や風呂などのスケジュールも息子のスケジュールに合わせ、彼のベストコンディションをキープすることに皆、真剣に付き合っていました。私は、主に土曜の夜9時、図書館から帰り遅い夕食を取る息子に付き合い、話を聞いていました。もっとも、自分の性格から、話を聞くよりも聞かせる方が多かったと思います。そして、あんなに不安を抱えて迎えた今年の4月に、息子は努力を成果として得ることができ、無事、大学生となって我が家を巣立っていきました。

 あの辛かった受験期を含め、息子との日々は過ぎ去り、今は空っぽの部屋が残るばかりです。これからも、息子との楽しい思い出は、別の形で増えていくでしょう。十分承知しているつもりでした。しかし、振り返る材料ばかりが多すぎて、「時間」というものが持つ、すさまじい力を思い知らされました。それほど、圧倒的な喪失感だったのです。

 最初の一週間は辛くて、藁にもすがる思いで、手に取ったのが、「卒母のススメ」という本でした。これは、子離れ親離れを卒母と称し、その体験に関する一般読者からの投稿101篇からできています。本当にそれぞれの多様な人生が描かれた一冊だと思います。例えば、子育てに疲れ卒母する日を夢見る人。子供の巣立ちで卒母し、抜け殻のようになる人。卒母に拘らず、淡々と親子関係を続ける人。などなど、さまざまな親子関係を知る事で、自分たち親子のあり方を見つめ直す事ができます。そんな本書は、子供の巣立ちに涙し、精神的に参っていた私にとって、良い薬となりました。

 

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2021年12月18日土曜日

父と息子

 ここ最近、毎週、受験生の息子を土曜の夜9時に車で迎えに行く。

帰ってきた息子の夕食と、私の晩酌で、二人きり鍋をつつく。

ここで、哲学的な、深い会話が始まる。


そこで、私は言った。

「お前は高校2年生まで数学の質問をしていたね、いつの間にか、しなくなったね」

と、息子が、応えて曰く。

「お父さん、sinθの積分って、出来る?」

わからない。出来ない。

「そうか、お前は、お父さんが答えられない様な質問はしなかったんだね。」

と、息子が応えて曰く。

「お父さんに質問をして、答えられなかった事は一度もない」

と。でも、実は最後の方の質問には、手こずって答えていたはず。

そこで、親子で気づいた!

子供は親の答えられそうな事は聞くけど、答えられない事は聞いてこないということ。

確かに、私も親父に聞く事と、聞かない事は、無意識に分けていた気がする。


この先、息子の勉強に関しては、答えられる事はないだろう。

それでも、人生に関わる質問ができる存在で、あり続けたいと思う。


それは、私が最後に親父に、真夜中、電話で泣きながら、人生でどちらに進めば良いかと質問した時の親父の様に。眠たい声で、お前はどうしたいんだ?と、ただただ、最後まで聴いてくれた親父のように、成れたら良いと思う。


2021年12月3日金曜日

知れば知るほど、聴けば聴くほど、凄い曲:YOASOBI『夜に駆ける』


  息子に教えてもらったのですが、ちょっと前に流行ったYOASOBIの『夜に駆ける』という曲に元ネタがあるとの事。これが衝撃的でした。

 その元ネタとは、ネットで発表されている超短編小説『タナトスの誘惑』です。

 内容をざっくり紹介すると、自殺願望に囚われた彼女を必死に引き止めようとする男の子の話です。超短編なので、3分あれば読めてしまいます。是非読んでみて欲しいです。

 『タナトスの誘惑』を読んでから、あらためて『夜に駆ける』を聴いた時の衝撃は凄いものがありました。多少は音楽をかじっている身としては、この曲を作り上げたYOASOBIの凄さには鳥肌がたちました。

 一つ一つの音色に込めた情景、物語を歌詞に変換する力、楽曲の持つ世界観をさらに深める歌唱力。細かい工夫が、たくさん散りばめられていて、それが一つの曲としてまとまっている。奇跡みたいな曲だと思います。

 これまで、ただ今風のいい曲だと思っていた曲は、とんでもない化け物の様な曲でした。

 この他にも、YOASOBIの曲の原作が本になっているので、買ってしまったのですが、皆さんも、もし興味があったら、以下のリンクからどうぞ。
 
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夜に駆ける YOASOBI小説集 [ 星野舞夜 ]
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2021年11月28日日曜日

自惚れは、思っている以上に大事なんです。



 息子と深い話をしたんです。

 息子曰く、校長先生とか、多くの先生に、「若いうちにたくさん失敗しなさい」と言われたと。それって、どうなの?と。

っで、私は答えたんです。


 人が成長するためには、失敗が最短ルートだよ。先生が言うのは間違いない。反省こそが成長の鍵だよ。


 息子曰く、「失敗したら、後悔するじゃない。反省と後悔って、何が違うの?


っで、私は答えたんです。


 誰だって、失敗すれば後悔する。だけど、後悔の引きずり方は、人それぞれ。そして、後悔を反省に切り替えるために、大事な言葉があるの。

 それは、「じゃあ?」この二文字。どんなに辛く悲しい経験をしても、「じゃあ、どうする?」って、独り言のように口にすると、脳みそはバカだから、一生懸命前向きな答えを探すんだよ。


もう一つ、私は息子に付け加えて話したのです。


 人は反省すると大きく成長できる。イチローだって、誰も反省しないような細かいところを反省して、一流になれた。だから、反省は、人が成長する上でめちゃくちゃ大事な要素。

 でもね、反省で人が成長するには、ものすごいエネルギーが必要なの。そのエネルギーになるのは、自惚れとか、根拠のない自信なの。だから、何でも良いから、何か上手くいったら、目一杯、自分を褒めてあげて、良い気分に浸るの。その気持ちよさが、自分を先へ先へ押し上げていってくれるんだよ。

っと。

皆さんは、どう思いますか?


ローランドのこの本は、自惚れが人を成長させることを学べる良いテキストです。とてもおすすめの書籍です。