2020年8月1日土曜日

7月に読んだ本

7月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:4641
ナイス数:174

賛美せよ、と成功は言った (ノン・ノベル)賛美せよ、と成功は言った (ノン・ノベル)感想
◯会話の応酬を何かのゲームの様に解説しながら進む展開が面白い。ただし、本作のテーマである成功者と失敗者の階層化と言うのは腑に落ちません。成功者は新たな挑戦に踏み出すかもしれないし、失敗者はいつまでも失敗しているわけでは無いと思うからです。以下書抜、でも、成功していない人は、成功した人の近くに行かない方がいい。近くに行ってしまうと、成功が強要してくる。我を賛美せよと。
読了日:07月04日 著者:石持浅海
大富豪アニキの教え大富豪アニキの教え感想
☆☆再読。人を大切にすることを徹底して継続していく事が大事。「人は鏡」人にした事は全て自分に返ってくる。
読了日:07月05日 著者:兄貴(丸尾孝俊)
イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」感想
◎仕事の生産性を上げるには、まず、何を課題として取り組むかにこだわる事が必要。自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さを徹底的に検討する事が大事。
読了日:07月06日 著者:安宅和人
雨の日も、晴れ男 (文春文庫)雨の日も、晴れ男 (文春文庫)感想
◎前向きに生きることの素晴らしさと、難しさを教えてくれる小説。以下書抜、前向きに生きるっていうのは、いつも近くにいる誰かを楽しませ、笑わせ、喜ばせようとする姿勢そのものかもしれない。
読了日:07月07日 著者:水野 敬也
部活はそんなに悪者なのか! ? 脱ブラック部活!  現役教師の挑戦部活はそんなに悪者なのか! ? 脱ブラック部活! 現役教師の挑戦感想
◎ブラック部活など、部活動を一括りに悪者扱いする風潮に意義を唱えるため、書かれた本です。  この本から伝わってくるのは、ひたすら生徒の成長を思う先生の努力です。そこには、ただ部活動中心ではなく、子供達の成長のため、勉強だけでなく、部活動などの多面的な教育の必要性が説かれています。  30年を超える教師生活のなかで、ビジネス本にある業務改善手法など、様々取り入れて、失敗と成功を繰り返し、たどり着いた指導法の数々が書かれており、教育業界だけでなく、ビジネス的にも汎用性があり、参考になります。
読了日:07月08日 著者:猿橋善宏,大利実
老人と海 (光文社古典新訳文庫)老人と海 (光文社古典新訳文庫)感想
◎カジキ漁を生業として生きる老人の話。老人は小さな舟に乗り、遥沖合いで一人自然に立ち向かう。老人はどんな困難に対しても、自分ができるだけの事を淡々と続けている。どんな不幸にも負けず、常に前だけを向いて生きる老人の強さが良い。
読了日:07月10日 著者:アーネスト ヘミングウェイ
読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)感想
◎インターネットやSNSに時間を取られ、本を読む人が減っている事に警鐘を鳴らす著者。最近は1日の読書時間がゼロ分と言う大学生が過半数とのこと。同じ文章を読む行為でも、インターネット上の情報を消費する行為と、本の中の物語を擬似体験できる読書では、人生の深みを作るという観点からは全く別物だそうだ。情報化社会の今だからこそ、読書から得られる恩恵を大切にしましょうと様々なジャンルの良書を紹介してもらえる。
読了日:07月12日 著者:齋藤 孝
ほどなく、お別れですほどなく、お別れです感想
◎セレモニーホールの視点から見た、お葬式にまつわる小説。作者の葬儀場でのアルバイト経験から、その業界の描写が細かく、あのお葬式の雰囲気が実に生々しく伝わってくる。途中、霊感と言う飛び道具が出てくるため、トンデモ話のように感じるが、生と死について考えさせられる良書と思う。
読了日:07月13日 著者:長月 天音
夏の庭―The Friends (新潮文庫)夏の庭―The Friends (新潮文庫)感想
◎小学校6年生の主人公とその友達3人組の物語。3人はふとした事から、人の死について興味を持ち、一人暮らしの老人が死んだところを発見するため、近所の何も手入れされていないような古い家に住む老人の観察を始める。老人は始めコンビニ弁当を買って食べるだけの生活をしていたが、主人公達との交流の中、生き生きとした生活に変わっていく。
読了日:07月14日 著者:湯本 香樹実
アンカー (集英社文庫)アンカー (集英社文庫)感想
◎報道側と刑事側で同時進行しながら、一つの事件を解決していく。謎が溶けていく過程が面白く、スピード感があるのでページをめくる手が止まらない。報道側のストーリーでは、型破りだけれど数々のスクープをものにしてきた記者である布施が少しずつメンバーの信頼を得ていき、チームとしてまとまっていく様子が面白い。
読了日:07月16日 著者:今野 敏
自望自棄~わたしがこうなった88の理由(わけ)自望自棄~わたしがこうなった88の理由(わけ)感想
◎本全体に他人と違ったらいけませんか?と言う天邪鬼なトーンで占められています。それでいて、優しい言葉をかけてくれたおばあさんの思い出や、多くの人から慕われつつ定年を迎えるおじさんの話、誕生日にバイト先で生き生き働く女の子など心温まるエピソードが多く、ほっとさせられました。遠藤麻理さんは、本当に周りの人をよく見て生きている方なんだなあと思い、私ももう少し他人に関心を持って見ようと考えた。
読了日:07月19日 著者:遠藤麻理
【第153回 芥川賞受賞作】火花【第153回 芥川賞受賞作】火花感想
◎お笑いってなんなのか、一生懸命考えましたと言う作品。主人公徳永の師匠神谷さんは根っからの芸人。神谷さんには、恋人と結婚するため芸人を辞めるなどといった選択肢もない。泣いている赤ちゃんをあやすのに、全力で自分のお笑いのネタを披露する。神谷さんにはいないばあと言う選択肢が無い。
読了日:07月21日 著者:又吉 直樹
ウイルス―図解雑学 (図解雑学-絵と文章でわかりやすい!-)ウイルス―図解雑学 (図解雑学-絵と文章でわかりやすい!-)感想
◎ 専門用語が多く、難しく思っていたウィルスの世界を図解する事でイメージしやすく学ぶことができた。 逆転写やタンパク質合成など遺伝子の話題にも詳しく触れているので、これから学ぶには良い入門書と思う。
読了日:07月23日 著者:児玉 浩憲
人類対新型ウイルス 私たちはこうしてコロナに勝つ (朝日新書)人類対新型ウイルス 私たちはこうしてコロナに勝つ (朝日新書)感想
◯日本語訳タイトルに騙されました。原題そのまま、インフルエンザの社会史を記したものであり、新型ウイルスという言葉から連想されるコロナウイルスなどについて語ったものではありません。しかしながら、スペイン風邪の被害の大きさや、鳥インフルエンザへ脅威について学ぶことができました。
読了日:07月25日 著者:トム・クイン,塚﨑朝子
ようこそ実力至上主義の教室へ (MF文庫J)ようこそ実力至上主義の教室へ (MF文庫J)感想
◎ラノベで大変な人気との事を聞き、読んでみる。この作品最大の特徴は、登場人物同士の議論だと思う。設定やストーリーは、やや手垢がついた感が否めないが、登場人物が議論しながら少しずつ自分達の置かれた立場、為さねばならぬ事を明らかにしていく展開は、ページをめくる手が止まらなくなる。シリーズ第1巻は入学式から最初の中間テストと、まずは設定の説明に終始している。
読了日:07月26日 著者:衣笠彰梧
ようこそ実力至上主義の教室へ2 (MF文庫J)ようこそ実力至上主義の教室へ2 (MF文庫J)感想
◯須藤の暴力をもととしたC組との直接対決。すでに主人公綾小路のチート力が威力を発揮し始める。新たにB組との共同戦線もあり、今後の展開が楽しみになってくる。佐倉の事情が明らかになっていくところがもう一つのストーリーとなっている。
読了日:07月26日 著者:衣笠彰梧
新しいウイルス入門 (ブルーバックス)新しいウイルス入門 (ブルーバックス)感想
◎ウイルスの構造や感染の各段階についての説明がわかりやすい本です。ウイルスや真核生物が生まれた過程に対する仮説が非常に面白かった。
読了日:07月30日 著者:武村 政春
ようこそ実力至上主義の教室へ3 (MF文庫J)ようこそ実力至上主義の教室へ3 (MF文庫J)感想
◯無人島での一週間サバイバルが課題の試験。ABCDそれぞれのクラスが、それぞれの戦略で課題に挑む。まずは、クラスの団体行動をどの様に進めていくか?あらためてDクラスは団結力のなさが際立ちます。その中で、こっそり高得点を狙う主人公綾小路のチート力が半端ではない。平田の闇も少し見えて面白くなってきた。
読了日:07月31日 著者:衣笠彰梧

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