『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編85日目
晴耕雨読と言いますが、雨の日はゆったり本でも読むかと思っても、昨日のように雨が降っては、家の中でじっとなんかしていられません。今日も後片付けが大変です。
さて、今日お勧めする本は、函館大火など実際に起こった大災害を題材にした小説で、主人公泊敬介が度重なる災害をサバイバルしていく、その生還と鎮魂の物語。
実際に函館を襲った数々の悲劇を描いているのですが、根底に流れているのは、東北大震災の悲劇なのだと感じました。津波の津の字も出てこないのに、あの災害をこの様に表現出来るのか!と、ビックリさせられました。そして全体を貫く鎮魂の祈り。
ぜひ多くの人に読んでもらいたい名作です。
番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。
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