『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編90日目
来週は早くもお盆ですね。コロナの影響で、帰省を自粛するような呼びかけもありますが、田舎に住む私としては、淡々といつもと変わらぬ墓参りとなりそうです。親戚が集まる事は難しそうですが、ビールだけは切らさぬように、準備しておきたいです。
😊
さて、今日お勧めする本は、ノワール小説の傑作「青の炎」です。嵐の二宮が主演を演じた映画も上映されたので、そちらでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、小説も凄く良いです。
主人公櫛森 秀一は、17歳の高校生ですが、愛する家族を守るため、たった一人で完全犯罪での殺人による解決を目論みます。しかし、ほんの小さな綻びからどんどん窮地に立たされて、自分の望まない結果に進んで行きます。この若さ、幼さ、まっすぐさが、まさしくタイトルで表現されています。
作品全体に漂う主人公の孤独さや、苦悩が伝わってきて、読んでいることが辛くなります。しかし、心に残る作品となると思いますので、ぜひご一読ください。
番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。
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