今日は、新発田市文化会館で開催された「にいがた美しいまちなみフォーラム2021」に参加してきました。基調講演は弘前大学の北原教授。定住人口ではなく、交流人口でもない、関係人口がまちづくりに圧倒的に大事であるとのことでした。ある空間に関わる関係人口が増えれば増えるほど、その空間の意味づけが価値を持ち、それぞれにかけがえのない場所となって100年先の景観に影響していくそうです。
先日紹介した、ハイディ・グラント 『人に頼む技術 』でも、人は自分が他人の役に立った有効性が人生を豊かにするためにどれだけ大事であるかに、非常にこだわるという事を書いてあったので、今回の講演はなるほどの連続になりました。
今回、非常に印象的だったのは、吉原写真館の6代目である吉原悠博さんが、新発田の持つ宝について、世界中に発信し続けているという事実でした。私をはじめ、メシエミュージッククラブのメンバーは、新発田の音楽のお手伝いをしたいと言う思いを持って、長年活動してきました。
しかし、その活動をもっともっと発展させるヒントは、吉原さんのように、他のジャンルでも活動している人に触れる事だと思いました。私はもっともっと、自分のために、地域のために、限りある時間を使い切って行きたいと、感じる事が出来ました。
基調講演をした、北原先生が言っていました。コロナ禍でリモートを強いられる私たちは、便利だからと言って、なんでもリモートに塗り替えようとする勢力に飲み込まれようとしています。でも、実際に現地で会う事は、リモートには決して補うことのできない体験を得ることが出来るのです。今、コロナ禍で私たちはリモートと言う手段を得ることが出来ました。リモートを拒否するのではなく、飲み込まれるのではなく、選び使いこなせるようになることこそ、我々が目指すべき姿なのではないでしょうか?
このようなイベントです。
出演者のプロフィールはこんな感じです。
パネルディスカッションの様子
基調講演を務めた北原教授と、パネルディスカッションの進行岡崎教授
新発田で活動する吉原さんと、上越で活動する打田さん
文化会館の前の扇屋で、一人反省会を開き、今日の学びを振り返ります。
決して酒をのんでいるだけではありません。
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