『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編82日目
先日は、新潟県にかなり雨が降りましたが、さらに、山形県は大変なことになっています。毎年の事ですが、これ以上被害が大きくならないよう願っています。
さて、今日お勧めする本は、1973年の古い作品ですが、全く色あせることのない災害小説の傑作です。
日本が沈んでしまうという、前代未聞の大災害を予見した科学者たちがどのように国民を救うのか?不眠不休で闘う登場人物たちに尊敬の念が絶えません。
災害の表現する中に、東日本大震災の大惨事を思い浮かべてしまう箇所が多々あり、あの災害が起こる前にあんな悲惨な情景を想像し、文章で表現してしまった小松左京という稀有な才能に感謝の念を感じました。
堀晃の解説に、「日本人を襲う最悪最大の災害を『物語』として体感する意味は大きい。」とあったが、まったくそのとおりだと思います。
番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。
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