『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編76日目
今日は海の日。例年であれば地元の祭りで一日中太鼓叩いて酒を飲む楽しい日となるのですが、今年はコロナのため家でゴロゴロしている始末。
せめて、お勧めする本では海に因んだものにしたいのですが、明るく楽しい海を扱った本を読んだ記録がありません。ようやく見つけたのが、漂流記です。
この本には、長崎の漁師、武智さんの船がエンジントラブルで漁に出たまま帰ることが出来ず、連絡も取れないまま、太平洋を漂流し、助けられるまでの37日間の壮絶なサバイバル生活が、淡々と綴られています。
生き抜くためのスリリングな戦いをこなすというよりも、一瞬一瞬やるべきことをなし、淡々と日常生活を過ごしているような武智さんの姿が印象的。むしろ生きていくということを哲学的に考えさせられました。漂流中に見た星空が忘れられないという武智さん。助かって本当に良かったです。
番外編では、ジャンルに拘らず、自分がもう一度読みたい本、どうしても人に勧めたい本を上げております。
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