2020年7月1日水曜日

6月に読んだ本

6月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2707
ナイス数:139

完パケ!完パケ!感想
◎クリエイトする側にいる、切実さを作品に変えていく力を持った奴と、その切実さに圧倒されつつ、それを持っていない自分とのギャップに妙な劣等感を持つ自分。作者はきっと、切実さなんて境遇に関係なく、その時になれば宿るものと言いたいのだろう。以下書抜、東京中に、日本中に、世界中にいるのだ。こういう奴が。ままならない現実を生きながら、己の中に深い深い作品世界を構築する人間が。それを自分の手で形あるものに昇華させ、ぬるま湯に浸かってぼんやりと人生を楽しんでいる連中を圧倒する。僕のような人間を、打ちのめす。
読了日:06月30日 著者:額賀 澪
感染症 増補版-広がり方と防ぎ方 (中公新書 1877)感染症 増補版-広がり方と防ぎ方 (中公新書 1877)感想
◎ウィルスについて、ほとんど知識の無い事にあらためて気付かされました。そもそも、ウィルスと細菌の違いをこの本を読むまで説明できなかったのですから。WITHコロナの時代には、ウィルス感染症に対する正しい知識が自分の身を守るのだと言うことを再認識しました。
読了日:06月24日 著者:井上 栄
プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレプリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ感想
◎筋トレ初心者の私としては、どんなメニューをどれくらいやれば良いのか教えてくれるテキストが何よりありがたい。それも、最初のひと月はゆるく、少しずつステップアップしていき、最終的には見かけだけでなく使える筋力が手に入るというからには、しばらく頑張ってみたいと思う。
読了日:06月18日 著者:ポール・ウェイド
AX アックス (角川文庫)AX アックス (角川文庫)感想
◎殺し屋兜の恐妻家ぶりが半端では無い。恐妻家というより、奥さんと息子への愛情を深く感じた。
読了日:06月16日 著者:伊坂 幸太郎
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー感想
☆ 「人間は人をいじめるのが好きなんじゃないと思う。…罰するのが好きなんだ」著者の息子(中一)の言葉です。いじめ問題の根本を「罰したい欲求」と喝破するほど大人びた息子さんと著者の日々のやりとりや、イギリスの社会問題について語られる事の多いエッセイです。  コロナ禍で問題となった自粛警察や、SNSでの誹謗中傷など、「罰したい欲求」は様々な問題を引き起こします。差別やいじめなどの問題を考える機会として一読をお勧めします。
読了日:06月14日 著者:ブレイディ みかこ
自重筋トレ100の基本 (エイムック 2630)自重筋トレ100の基本 (エイムック 2630)感想
○自重筋トレのバリエーションが100も紹介されてて良い。ただ、筋トレは週二回がベストと言うからには、週間のメニュー例をもっとたくさん、レベルごとに紹介してもらいたい。
読了日:06月13日 著者:比嘉 一雄
やりたいことをやれやりたいことをやれ感想
○いろいろな社長がいても良い。本田宗一郎さんは、やはり徹底した技術者なのだと思った。まず、自分でなんでも作ってみるという行動主義。作った物にこそ、作った人の心が宿るという哲学。生まれながらの技術者だ。藤沢武夫さんとの出会いがやはりHONDAがここまで大きくなる条件だったのだろう。ただ結局、本田宗一郎さんが、人を信じる気持ちの大きさを持ち合わせていたから、素晴らしい人材が集まったのだと思う。
読了日:06月12日 著者:本田 宗一郎
日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で感想
☆言葉が、これほどまでに自分達の文化に貢献してきた事を知ることが出来ました。〈普遍語〉〈国語〉〈現地語〉〈母語〉〈話し言葉〉〈書き言葉〉〈図書館〉〈読まれるべき言葉〉〈叡智を求める人〉〈翻訳者〉〈テキスト〉〈テキストブック〉など、この本の中で意味づけられた言葉が多く、読み通すには苦労しました。
読了日:06月08日 著者:水村 美苗
高村光太郎詩集 (新潮文庫)高村光太郎詩集 (新潮文庫)感想
◎猛獣篇の力強さと、智恵子抄の優しさがとても良かった。
読了日:06月04日 著者:高村 光太郎
できる課長は「これ」をやらない!できる課長は「これ」をやらない!感想
△中間管理職は、何のために存在するのか?それは、上司の求める成果を上げるため、部下に指示して仕事を進める事。そして、部下を成長させること。近年、部下に寄り添うマネジメントがもてはやされているが、そのほとんどは、組織にとって悪影響を及ぼす事を指摘して、組織第一のマネジメントを勧めている。 その主張はもっともですが、意外性にこだわり過ぎのきらいがある。
読了日:06月01日 著者:安藤 広大

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