2021年3月27日土曜日

ロバート キヨサキ 改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)


『7日間ブックカバーチャレンジ』番外編ラスト43日

 四月から町内会の会計を担当することになりました。会計の仕事は他所でもいろいろやってきましたが、、町内会の会計は予算規模も大きく、責任の重さを感じます。それでも、最近はお金の勉強をしているので、町内会の予算をネット銀行に預けて利息を増やしたいとか、塩漬け状態の繰越予算を資産運用してみたいとか、これまでにない事を考えちゃいます。けど、長老達が聞いたら血圧が上がってヤバいので、口にすることが出来ません。まずは堅実な会計管理に努めて、町内会のお役に立てれば良いなと思っています。

 さて、今日お勧めする本は、お金の知識が人生を変えるということを伝えてくれる本です。

 本書の主旨は、お金持ちになれるかどうかは、自分のためにお金を働かせることができるかどうかで決まる。決して、良い会社に入れるかどうか、頭が良いか悪いか、一流のスポーツ選手になれるかどうかは関係ないという事です。

 本書で出てくる貧乏父さんも、大学を出て立派な仕事を持ち、勤勉に働く優秀な人ですが、お金に関することには時間や頭を使わない人です。金持ち父さんは、高校も出ていませんが、お金についてはしっかりとした教育を受け、自身で様々な事業を展開し、ハワイでも指折りの資産家となり、慈善事業に多額の寄付をし、家族にも十分な資産を残したそうです。

 二人を分ける決定的な違いは何かと言えば、中流以下の人間はお金のために働く、金持ちは自分のためにお金を働かせるということです。そして、このことに限らず、お金についての知識の有無が決定的に人生に影響してくるそうです。

 私がこの本を初めて読んだのは20年も前のことで、実際資産を運用するのは、今みたいに簡単ではなく、実践することはできませんでした。しかし、今はネット環境の進化でびっくりするほど、簡単に投資ができます。これはつまり、金持ち父さんと貧乏父さんの境界がほとんどなくなって、ちょっとやる気を出せば、誰でも金持ち父さんになれる時代であると思います。そして著者は、読者に今すぐ行動するように求めています。読者の皆さんはやはり留まったままなのでしょうか?

 本書は単なるお金儲けの本ではなく、お金を含めた哲学の本として非常に示唆に富む価値の高いものだと思います。是非ご一読ください。

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